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睡眠時無呼吸症候群(SAS)にご注意を
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💤
「いびきが大きい」「日中眠い」「会議中や運転中につい寝てしまう」
それ、睡眠時無呼吸症候群(SAS)かもしれません。
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- SASは、睡眠中に何度も呼吸が止まり、脳が低酸素状態になる病気です。
- 放置すると高血圧・心筋梗塞・脳梗塞・糖尿病などの合併症につながり、死亡率も上昇することが知られています。
- 日本国内には潜在患者も含めると2200万人ものSAS患者がいるとされており、そのうちCPAP等の治療が必要な患者は900万人いると言われています。(日本医師会雑誌5月号、2020より)
- しかし実際に現在国内でCPAPを継続的に使用している患者は80万人足らずであり、本邦のSAS治療はまだまだ不十分と考えられています。

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🔎 当院での検査と治療の流れ
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- まずはご自宅での簡易検査を実施し、重症度を判定した上で精密検査、治療へと進みます。
- これまで入院が必要だった精密検査も、現在は在宅での検査が可能になりました。
- 入院検査は精度が優れる一方で、時間や費用の負担が大きく、予約が取りづらい場合もあります。
- 「気にはなっているけど入院検査はちょっと…」という方も、ぜひ一度お気軽にご相談ください。

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🩺 耳鼻咽喉科の強み
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- 鼻やのどの構造に原因があるSASも少なくありません。SAS患者の約3割が上気道疾患を併発しており、SASの病態に関与していると言われています。
- 耳鼻咽喉科ではSASが疑われる患者に対しては上気道(口、はな、のど)の診察を詳細に行い、治療方針を決定いたします。
- また特にこどものいびきには注意が必要です。こどものいびきや無呼吸は学校成績や行動面にも影響することがあると言われています。
- こどものSASの場合でも検査、重症度判定の流れは同様ですが治療については保存治療(鼻処置、投薬)、手術治療(アデノイド切除術、口蓋扁桃摘出術)が有効とされています。
- 当院では大人・こどもを問わず手術適応の有無を専門的に評価し、必要に応じて信頼できる高次医療機関へご紹介いたします。

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✅ 早期発見・早期治療で健康な眠りを
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- SASは肥満のある人だけの病気ではありません。日本ではやせ型でも発症することがあり、早期の診断と対策が重要です。
- また、自覚症状がなくてもご家族やご友人に「いびきが大きい」「呼吸が止まっていた」と指摘され、受診に至ることも少なくありません。
- 一般の方でもスマートウォッチなどのウェアリングデバイスで睡眠状態を評価できる時代となってきました。
- 10年後の健康的な生活を見据えて、睡眠の質を今一度見直してみませんか?「ちょっと気になるかも」と思ったら、お気軽にご相談ください。
